大腸カメラ（下部消化管内視鏡検査）
Colonoscopy
無送気軸保持短縮法と水浸法を併用した苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行っております
従来の大腸カメラ検査では曲がりくねった大腸内を把握するために空気を注入しながらカメラを挿入していました。これは「ループ法」と呼ばれ、大腸カメラを無理に押し進めることにより腸が引き伸ばされて強い痛みを感じたり、送気により腸が張ってしまうことで大きな苦痛を感じる原因となっていました。
当院は無送気軸保持短縮法と水浸法を併用した大腸内視鏡検査を施行しており、従来法と比較して痛み・苦痛のない大腸内視鏡検査が可能です。
無送気軸保持法:
挿入の際に大腸を伸ばしてしまうのではなく大腸を手前に折りたたみながら短縮し、軸を保ちながら直線的に大腸カメラを挿入していきます。従来法のように空気を注入しないため、大腸の伸展や拡張に伴う苦痛が少ないとされます。
水浸法:
空気の代わりに少量の水を注入しながら大腸カメラを挿入する手技で、従来法のように検査中に大量の空気を注入しないため腸の拡張・伸展がなく検査中～検査後の苦痛がありません。
胃カメラ（上部消化管内視鏡検査）
Gastroscopy
胃カメラは食道、胃、十二指腸を内視鏡で観察する検査です。食道癌や胃癌など悪性腫瘍を見つけたり胃十二指腸潰瘍や胃炎などを見つけることが可能です。
日本人の胃癌にはヘリコバクターピロリ菌が大きく関係していると言われています。胃カメラで慢性の胃炎が観察された方にはピロリ菌の感染が確認されることも多いのでその後ピロリ菌感染の検査を行います。
麻酔（内視鏡検査中の鎮静）について
Sedation
胃カメラ、大腸カメラに際して、ご希望の患者さんには麻酔（鎮静剤）を用いた検査を行っております。内視鏡検査が初めての方や過去に内視鏡検査で嘔吐反射や腹痛が強く内視鏡検査に苦手意識のある方、不安の強い方には鎮静剤使用での検査をお勧めしております。
鎮静剤使用後は1時間程度の安静が必要です。また検査当日はお車・バイク・自転車の運転ができませんので公共交通機関等をご利用にて来院ください。
